
膝の痛みの原因がわからなくて困っている人 :「直接膝をぶつけてもないし、ひねってもいない。確かに運動不足ではあるけどとにかく膝が痛い。どうして私だけ??」
今回の記事は、上記のような膝の痛みに悩みを抱えているあなたへ、どうして膝が痛くなるのかの原因をわかりやすくお伝えします。
こんにちは、ナガピです。
この記事を書いている僕は、高校卒業してから整形外科や接骨院で計約15年間患者さんをみてきました。
柔道整復師・健康運動指導士・コンディショニングインストラクター・ストレッチングトレーナーなどの資格を取得すると同時に、たくさんの人体に関する経験と勉強をしてきました。
がしかし、勉強すればするほど、知れば知るほど、
「これは資格者だけでなく、同じ体を死ぬまで使う人間全員が初期設定として知っておかなきゃいけないことだろ」
と思わざるをえない情報が盛りだくさんだらけだったので、伝えていきます。
目次
体は、会社に似ている。

膝の痛みの原因を、会社に例えるとわかりやすいです。
仙台の「理学操体」という施術で有名な加藤廣直先生が言っていた言葉ですごくわかりやすい例えがありました。
「上司も部下も働かないと中間管理職に負担がかかって痛めてしまう。」
今回の記事では、上記の言葉を中心に膝の痛みの原因についてお伝えします。
膝は、中間管理職。

会社には【上司・中間管理職・部下】がいます。
たとえ話なので気楽にイメージして欲しいのですが、
下半身をイメージしてみましょう。上から、
【股関節・膝・足首】
と関節がありますよね。
上司が股関節で、部下が足首。
- 上司は股関節
- 中間管理職が膝
- 部下が足首
下半身は基本的にいつもこのチーム3人で動いています。
連動しているのです。
膝は、チームで動いている。
さて、今回この3人のチームで一丸になって達成しなくてはいけないプロジェクトは、

「しゃがむ」
です。
皆さん写真の子供のようにちゃんとしゃがめますか??
「お腹と太もも」,「ふくらはぎと太もも」
この両方がぴったりくっつくまでしゃがめているでしょうか??
ぴったりくっついていない方は、
股関節・膝・足首
の3人のうち誰かがサボっています。
おっと?部下の足首が仕事サボってます。
これはいけません。
足首がちゃんと動いてくれないと深くしゃがめません。
さらに上司の股関節まで自分の仕事を中間管理職の膝に押し付けてきます。
ここで大変なのは真面目な中間管理職の膝です。
誰かがサボれば、他の人に負担がかかる。

誰かがサボれば誰かにその負担がかかるのは本当に職場ではよくあることですよね。
上司から仕事を押し付けられ、
部下の尻拭いもまでしなくてはいけない状態になっています。
膝は頑張ります。
影で誰も知らないところで3人分の仕事をしているのです。
これが続くと、ついに膝も悲鳴をあげ、
「こんな会社もう働きたくない!」
となるのですが、
この膝の悲鳴が「痛み」です。
痛い膝が、一番頑張っている。

この時、会社内はこういう状態です。
膝が痛みとして悲鳴をあげていることに対して、みんな膝を心配してくれている。
しかし、誰も上司にも部下にも「働け」と言ってくれない。
膝が誰にも言わないから。。
膝も優しすぎるのです。
股関節と足首の分の仕事を抱えてしまうのです。
これが膝の痛みの原因です。
上司と部下お前らマジ頑張れ
しゃがむ動作をする時に、
股関節も足首もかなり曲がっているはずなのに
ほとんどの方が「膝を曲げる」ことしか意識していません。
トイレも和式はほとんどなくなり、
昔は毎日のようにしていた
「しゃがみこむ」
ということをしなくなったことで、
股関節と足首を大きい範囲で動かすことが一気に減ってしまいました。
→硬くなり本来よりも動かなくなる
→その分を膝が負担する
→膝にばかり負担が蓄積する
→結果的に痛みが出る
もちろん膝の痛みが上記のもの以外の方もいますが、
実際、膝の痛みがある人に、
直接膝を触らずに、股関節と足首の動きを正常に戻してあげるだけで膝の痛みが無くなる症例は比較的多いです。
膝一つの動きに多くの関節が関わっている。

股関節・足首が働かないといけません。
・バンザイするには、腕・肩だけでなく
肩甲骨が働かないといけません。
・かがむには、腰だけではなく
股関節も膝も足首も働かなければいけません。
・振り向くには首だけでなく
目も背中も肩甲骨も働かなければいけません。
そう考えると、あなたは結構体を使えていないかもしれません。
動かして「使う」ために作られているのにうまく使えていないと、体は良い方にも悪い方にも気が効くので、
「使わないなら、いらないよね!?」
というように筋力が落ちたり関節が硬くなったりしてしまいます。
いろんな有効な体操や運動法はネット上にたくさんありますが、その前にまずは
「自分の体の使い方が間違っているかも?」
と、自分の日常生活を意識的に行動してみると、股関節と足首、いやそれだけではなくたくさんの関節を使えていないのではないでしょうか?
今後は具体的な体操法も紹介していきます!!
そしてさらにこちらの記事を読むとより深く知ることができます!
最後まで読んでいただきありがとうございました^^